一度だけこういうお問い合わせをいただいたことがあります。「セブは観光地なので先生の質が低いと聞いたが本当か?」と。は?って感じだったのですが。
観光地で遊ぶところが多いから先生の質が低いということなのでしょうか。もしそうであれば、日本有数の観光地である京都の大学の先生は京都大学も含めてレベルが低いということになります。歌舞伎町がある新宿区にある大学は早稲田大学も含めて先生がみんな遊び人だというのでしょうか? セブが観光地だから先生の質が低いというのはまったく当てはまりません。
そもそも、多くの留学エージェントが写真などを使って「セブ=青い海、青い空」的なイメージ作りをするから誤解を招くのですが、セブの本質は商業都市です。ヴィサヤ地方の政治、経済、文化の中心都市です。観光地というのはセブの一側面に過ぎません。
ただ一つ言えることがあるとすれば、先生の需給関係です。マニラの人口は1,200万人、周辺都市も含めた広域メトロマニラでは2,500万人と言われています。これに対してセブ市の人口は90万人、メトロセブでも250万人。マニラの10分の1の人口規模です。そのセブにマニラよりも多くの語学学校があり、マニラよりも多くの学生が留学に来ています。そのため、マニラの10分の1の人口の中から、マニラよりも多くの英語教師を採用しなければならないというのがセブの状況です。
しかし、英語教師よりも給与などの待遇が良いコールセンターの雇用市場はセブよりマニラのほうが大きいですので、マニラでも優秀な英語人材はコールセンターに吸収されて、英語教師を採用しにくい状況になっているという指摘もあります。さらに本質的な問題として、どんな学校でも教え方が上手い教師もいればそうでない教師もいるというのが現場の現実です。
いずれにしても、セブが観光地だから先生の質が低いというのは、根拠の欠片もない妄言です。
フィリピン留学や学校についてのご質問、入学お手続き(無料)のお申込みなど、下記メールフォームからお気軽にお問合せください。土日祝日も含め24時間いつでもご送信いただけます!
【ご注意!】メールアドレスの入力間違えや着信拒否で返信を送れないケースが増えています。返信が届かず迷惑メールフォルダにも入っていない場合は、お手数ですが別のメールアドレスで再度お問合せください。
※うまく送信できない場合はメールアドレス「info@liuxue998.com」からご連絡ください。