フィリピンの人口は2012年の予測値で9,769万人、2013年の予測値では9,770万人です。予測した機関によって数値が違いますが、2012年前後で概ね9,800万人程度と見ることができます。また、2013年の速報値ではすでに1億人を超えています。
世界の中でフィリピンの人口を見ると第12位です。11位はメキシコ(1億1,500万人、2012年)、13位はベトナム(9,000万人、2012年)です。ちなみに日本は1億2,800万人で10位です。フィリピンの人口増加率は1.8%/年であり、フィリピンの人口は近いうちに日本を抜くことが確実視されています。
フィリピンの人口を他の主要国と比較してみると、中国の14分の1、インドの13分の1、アメリカの3分の1、インドネシアの5分の2、ブラジルの約半分、日本の3分の2です。また、ドイツとはそれほど差はなく、フランス、イギリス、イタリアの1.5倍、韓国の2倍、カナダの2.7倍です。世界の中でもかなり大きな国であることが分かります。
東南アジアではインドネシアに次いで第2位の人口を持ち、域内大国であるタイの1.3倍、マレーシアの3.3倍です。ほぼ同等の人口を持つベトナムと並んで、フィリピンは東南アジアではかなり存在感がある国です。
下記の表の通り、フィリピンの人口は一貫して増え続けています。IMF(国際通貨基金)の調査によるとフィリピンの人口は過去30年で倍近くまで増えており、この先も年率2%程度で人口が増え続けると予測されています。
(2012年以降は予測値)
フィリピンの国土は17の行政地域に分けられています。その地域ごとの人口と人口密度をまとめたのが下の表です。
この表から分かる通り、フィリピンの人口は中部ルソン、カラバルソン、マニラ首都圏があるルソン島南部に最も集中しており、次に西ヴィサヤ、中部ヴィサヤがあるヴィサヤ地方の西半分に集まっています。
人口密度について見るとマニラ首都圏が圧倒的であることが分かります。フィリピン全土のわずか0.2%の面積に、人口の10%以上が集中するという、発展途上国によく見られる典型的な首都集中になっています。逆に、ルソン島北東部、パラワン島、ミンダナオ島東部、西部は人口密度が低く、地方の発展が進んでいないと考えられます。
(2010年度、人口密度は1平方キロあたりの人口)
マニラ以外で留学する人がよく集る都市の人口と人口密度について見ておきます。アンヘレスはクラーク地区がある都市です。セブとダバオは市域が広いため人口密度が低めの数字になっていますが、都市部の人口密度は他の都市よりも高いです。
(2010年度、人口密度は1平方キロあたりの人口)
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