フィリピンの英語学校では毎日の食事はすべて寮の食堂で食べるのが一般的です。食事代は学費に含まれています。食事の内容ですが学校が日本人経営か韓国人経営かで大きく異なります。
日系の学校は学生のほぼすべてが日本人のところが多く、日本人以外の学生は多くても3割程度です。このため食事は日本料理、西洋料理、フィリピン料理など日本人の味覚に合わせた内容となります。また、近所の日本料理店を食事場所として使っているところもあり、こういった学校では本格的な日本料理を楽しめます。
食事面では非常に条件が良い日系の学校ですが、他と比べると学費が高い傾向にあります。費用重視ですとやはり韓国系の学校を選ぶことになるでしょう。
韓国系の学校は日系とは逆に韓国人が多いです。日本人学生がいる学校も多いですが、どれだけ多くても3割を超えることはまれです。このため、寮での食事はほとんどが韓国料理です。キムチは毎食出てきますし辛い料理が中心になります。
「日本人学生が増えてきたので日本料理も出ます」と言っている学校もありますが、多数派の韓国人学生を無視して圧倒的少数派の日本人に合わせて日本料理を出すと考えるのは無理があります。韓国料理と同じくらいの頻度で日本料理が出ることなどあり得ず、留学中に何度か出ればラッキーくらいの気持ちでいたほうが良いです。
言うまでもありませんが、自分1人のために辛くない食事を特別に作ってくれたりはしません。ですので辛い料理がどうしても苦手という人は、学費が高くなっても日系の学校に留学することをおすすめします。
寮の食事はそれほどバラエティには富んでいません。同じメニューを一週間サイクルでローテーションさせているという学校もよくあります。さすがに何週間もいると寮の食事に飽きてきて、夕食の際や週末などに外食に行くという人も少なくありません。
フィリピンの街にも日本と同じようにレストランや食堂など外食できる場所は多数あります。地元フィリピン料理はもちろん西洋料理、中華料理、韓国料理、イタリアンなどバラエティも豊かです。
また、マニラやセブのような大都市には日本料理を出す店も数多くあります。フィリピンの物価に比べるとかなり割高ですが、比較的安い店を探せば、定食やラーメンなどが600円くらいから食べることができます。
フィリピンでも留学生がいるような規模の街ですと、マクドナルドやケンタッキーは必ずといって良いほどあります。
また、「Jollibee」というフィリピン資本のファストフード店があちこちにあります。
マニラとセブにはスターバックスも多数出店しています。それ以外の都市には数えるほどしかないのですが、その代わりに地元フィリピン資本のカフェがあちこちにあります。
フィリピンでは水道の水をそのまま飲むことはできません。必ずミネラルウォーターを飲んでください。500mlのペットボトルで1本数十円です。
また、学校の寮内にはタンク式のウォーターサーバーが用意されていますので、ミネラルウォーターを買わずにこれを飲むこともできます。
水道水が飲めないと言っても、口にしたら死ぬとかいうレベルではありません。歯をみがいてうがいをするくらいでしたら問題ありません。
フィリピン留学では欧米のようなホームステイは一般的ではありません。学校の寮に住むのが普通です。多くの学校で寮は学校の敷地内にありますが、少し離れた場所に寮があって、スクールバスで学校に通うというところもあります。
また、マニラではボーディングハウスを寮として使う学校も多いです。ボーディングハウスとは一戸建ての民家の各部屋を寮として使い、キッチンやバストイレを共同で使うものです。下宿やルームシェアをイメージすると良いでしょう。
部屋のタイプは1人部屋や2人部屋、中には6人部屋もあります。一部屋の人数が多くなるほど学費は安くなりますが、集中して勉強できる環境とプライベートを重視するならば1人部屋が絶対おすすめです。
ただし、7~8月と12~2月は大学が休みで日本や韓国から大学生が留学に来てどの学校も混みあうため、寮の1人部屋は予約しにくくなります。1人部屋が希望ならばできるだけ早めに申し込んだほうが良いでしょう。
フィリピンの大部分の英語学校の寮の各部屋にはベッド、机、テレビ、エアコンがついています。冷蔵庫やウォーターサーバーがついている学校もあります。また、寮全体の共用の設備として、食堂、売店、自習室などがあります。
バストイレは多くの寮で各部屋についていますが、一部の寮では共用です。バスはシャワーのみでバスタブはありません。以前は水シャワーの寮も多かったのですが、今では大半の学校の寮で温水が出るようになりました。
トイレはすべての学校で洋式です。ウォシュレットが付いているのはごくごく一部の日系の学校だけです。
フィリピン留学でうれしいのが、食事の準備や後片付けだけでなく、掃除や洗濯もしなくて良いことです。何よりラクですし、勉強だけに打ち込むことができます。
部屋の掃除は寮のスタッフがしてくれます。週に1~2回くらいの寮が多いようです。掃除の費用は学費に含まれていますので、追加料金などはありません。
衣類の洗濯も寮のスタッフがしてくれます。基本的に学費に含まれていますが、一部の学校では重量の制限があります。ただ、洗濯はあまり丁寧ではありませんので、大切な衣類は自分で手洗いする人も多いようです。
フィリピンの寮でツライのは、規則が厳しいことです。
ほとんどの学校で門限がありますし、スパルタタイプなど厳しい学校では平日は外出が禁止されます。寮の個室内での飲酒・喫煙も禁止されています。喫煙は喫煙所だけでとなります。
さらに、校内での英語以外の使用を禁止している学校や、時間を決めて自習を義務付けている学校まであります。もっとも、英語以外の使用禁止はチェックが行き届かなくて有名無実になっている学校もけっこうあります。
日本人経営の学校は社会人比率が高いため細かい規則を設けていない所も多いです。細かい規則でしばられたくない、子供じゃないから自己管理できるという方は日本人経営の学校を検討してみてください。
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