機内持ち込み荷物の制限

セブパシフィック航空を利用する時に持っていく荷物は2種類に分かれます。1つは小さなバッグなど飛行機の中に持っていく「機内持ち込み荷物」、もう一つは大きなスーツケースなどチェックインの時に預ける「機内預け荷物」です。それぞれについて重さなどの決まりがあります。

機材
サイズ
エアバス
56×36×23cmまで
ATR72
56×35×20cmまで

まず、機内持ち込み荷物の制限です。サイズはほとんどの路線で使われるエアバスのジェット機では56×36×23cmまで、一部路線で使われるプロペラ機のATR72は56×35×20cmまでです。縦横高さがそれぞれの寸法内に収まっている必要があります。制限より縦が3cm短いので高さが3cmオーバーしても良いということではありません。

重さの制限ですが、ボラカイ島の最寄り空港であるカティクラン空港を発着する便は5kgまで、それ以外のすべての便は7kgまでです。

日本を出るすべての便はエアバスの機材を使っており、マニラからセブ、ダバオ、イロイロなどフィリピンの主要都市に向かう便もエアバス機材を使っています。ですのでカティクラン空港を利用する場合などを除いて、機内に持ち込む荷物のサイズは56×36×23cmまで、重さは7kgまでと思って良いでしょう。

機内預け荷物の制限と料金

次にスーツケースなど機内預け荷物の制限です。機内に預ける荷物は1個あたり32kg以下である必要があります。1つで32kgを超える荷物は機内に預けることはできません。

重要なのは機内預け荷物は有料であることです。普通の航空会社では20kgまでなどの上限はありますが、荷物を無料で機内に預けることができます。しかし、セブパシフィック航空のようなLCC(格安航空会社)では荷物の機内預けは有料です。

機内預け荷物料金

空港で支払う場合、機内預け荷物の料金は左のようになっています。

フィリピンの国内線は全線500ペソで、これを払えば15kgまで荷物を預けることができます。次に国際線はフィリピンの空港で支払う場合は750ペソで、国内線と同様に15kgまで預けることができます。日本の空港で支払う場合は2,000円です。

では15kgを越えた場合はどうなるのかというと、超過料金を取られます。これがけっこう高いのです。

フィリピンの国内線は1kgあたり200ペソ、日本円で500円足らずです。安いとまでは言いませんが、そこまで高いというほどでもないでしょう。

荷物の超過料金

問題は国際線です。日本路線の場合、東京成田線、名古屋線はマニラ出発の場合は800ペソ、日本出発の場合は2,800円、大阪線はそれぞれ600ペソ、2,000円です。これは1kgあたりの超過料金です。

ですので例えば20kgの荷物を持って成田空港に行き、その場で機内預け荷物として料金を支払う場合では、まず15kgまでは1つ目の表にある通り2,000円です。ですがこの2,000円は15kgまでの料金です。20kgということは5kgオーバーしており、2つ目の表の通り成田発の超過料金は1kgあたり2,800円ですので、2,800円×5kg=14,000円となります。15kgまでの2,000円と合わせて16,000円かかるということです。

機内預け料金の事前支払い

これはさすがに高すぎます。これではスーツケースなど重い荷物を持った乗客は誰もセブパシフィック航空を利用しようとは思わないでしょう。そこでセブパシフィック航空では機内預け荷物料金の割引制度を作っています。それが機内預け料金の事前支払いです。

セブパシフィック航空のチケットは同社のウェブサイトで予約することができます。この時に機内預け料金を支払うと大幅に割引されます。

国内線の機内預け料金

まずフィリピン国内線です。料金は荷物の重さに応じて4段階に分かれています。カティクラン空港など一部空港の発着路線を除いて、15kgまでが180ペソ、20kgまでが300ペソ、30kgまでが600ペソ、45kgまでが1,100ペソとなっています。

国際線の機内預け料金

次に国際線です。マニラと中東のドバイを結ぶ路線を除き、左の表のようになっています。例えば、マニラを出発して日本に向かう便に20kgまでの荷物を預ける場合は580ペソです。日本からマニラに向かう便で30kgまでならば2,400円です。

予約する時に機内預け料金を払わず、当日空港で払う場合と比べると非常に割安です。例えば成田からマニラに向かう便に20kgの荷物を預ける場合、空港で支払うと先ほど計算したように合計16,000円かかります。ですがネット予約の際に支払っておくと10分の1の1,600円で済みます。

ですので、スーツケースなど機内預けになる荷物が出ることが分かっているならば、ネットでチケットを予約する際に機内預け料金を支払っておくことをおすすめします。

機内預け荷物の重量オーバー

では、セブパシフィック航空のチケットをネットで予約する時に機内持ち込み荷物の料金を事前支払いし、空港で荷物を預ける時にもし重量がオーバーしていたらどうなるのでしょうか。

全日空などいわゆる普通の航空会社であれば多少のオーバーは目をつぶってくれます。経験則で言えば2kgまでならばまず大丈夫でしょう。しかしセブパシフィック航空のようなLCC(格安航空会社)は重量オーバーに対して非常に厳格です。手荷物であろうと機内預けであろうとしっかり超過料金を取ります。

荷物の超過料金

超過料金は先ほど紹介した通りです。例えば成田からマニラの便を予約する時に20kgまで1,600円で事前支払いしたとします。空港で重量を測ってもし1.5kgオーバーしていたら、2kgまでのオーバーで1kgあたりの超過料金は2,800円ですので、2,800円×2=5,600円取られます。

こんなことになるくらいならば、予約する時に20kgまで1,600円ではなく、30kgまで2,400円にしておいたほうが良かったのではないでしょうか?

たしかに800円余計に払うことにはなりますが、超過料金で2,800円や5,600円も取られるのに比べれば安いものです。荷造りの時に20kgを超えないように何度も荷物を入れ直す直す必要もありません。

確実に重量内に収まるならば問題ありませんが、過去に20kgに収めるためにジタバタしたことがあったり、空港で測ったら20kgを超えていて冷や汗をかいたという経験がある人は、予約の際に1段階上の重量で荷物預け料金を払っておいても良いのではないでしょうか。

国際線と国内線の乗り継ぎ

セブパシフィック航空の国際線と国内線を乗り継ぐ場合、例えば大阪からマニラまで行き、マニラで国内線に乗り換えてセブに行くといった場合ですが、機内預け荷物のスルーバゲージはできません。

普通の航空会社であれば最初のチェックインの時に荷物を預け、乗り継ぎ空港では何もせずに最終目的地で荷物を受け取るスルーバゲージができます。しかし、セブパシフィック航空のようなLCC(格安航空会社)ではスルーバゲージはないのが普通です。乗り継ぎ空港で荷物を引き取り、再度預ける必要があります。

まず大阪でチェックインをし荷物を預けます。マニラに着いたら荷物を引き取り、同じターミナルの3階にあるチェックインカウンターに移動します。そしてセブ行きの便にチェックインする時に荷物を預け、セブで降りて荷物を引き取ります。大阪からストレートでセブまで運んでくれるわけではありませんので注意してください。

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